世間は、色々考えてキリスト生誕の前夜を祝っていたみたい。
要するに、シャンパンや鳥関係の料理&ケーキetc。
そういう雰囲気の中でも「ベトナム料理行こう!しかも蒲田!」と
なるのが「チーム京浜東北」の面々。
エリさんを筆頭に、私、去年沿線に引っ越してきたコミヲ師匠の
3名が中心メンバーだ。
ところで「蒲田」、とはどこなのか。
東京と神奈川の境目・大田区にある一地区のこと。
ほぼ地元民の私が言うのもなんだが、治安は悪い。
女性の夜の一人歩きは危険な地区だ。
最近きれいになった駅ビルでもスリや置き引きの被害が多く、
朝のラッシュ時には狭い蒲田駅ホームと大混雑する乗客が災いして
喧嘩沙汰も少なくない。
そんなデンジャラスな街、蒲田にあるベトナム料理の名店
「ミレイ」に出かけた。
かれこれ6年ぶりくらいに出かけたミレイは、変わらずその場所で
にぎわっていた。
この店の何がすごいって、まず立地。
JR蒲田駅 東口を呑川(二級河川)方面に抜けていく。
途中の道筋は風俗やパチンコ屋、お世辞にもキレイとは言いにくい
飲み屋だらけ。
そして、ラブホテル(って今は言わないのかな)の塊地区に到達。
テレクラのビルの2軒隣の雑居ビルの2階が、目指す「ミレイ」。
向かいはラブホテル。裏はJRの線路。ほんのり呑川臭い。
店の看板も、かなりあやしい。
飛び込みでは絶対に入らないだろうな、という看板とビル入り口だ。
だがしかし。
この店は常に予約で一杯なのだ。
現にエリさんが12月に入ってすぐに予約の電話をかけたところ
『12/23以降なら空いている日があります』と言われたくらい。
それで“せっかくだからクリスマスイブをベトナム料理で!”
という企画になったのだった。
当日は暖かいクリスマスイブとなった。
今回の参加メンバーは、エリさん&ひろぽん、コミヲ、私の4名。
頂いたもの覚書
・生春巻き(えび&お魚の2種類)
・青パパイヤのサラダ
・鶏肉のレモングラス炒め
・竹の子&豚肉のえび味噌炒め
・揚げ春巻き入りビーフン
・フォー(具は何だっけ…)
・小海老のせ蒸し米粉
・白いご飯
・チェー・バーバー、ドライフルーツのチェー
・ベトナムコーヒー
どれだけ食べれば気が済むのですか、私たち。
以前来たときと変わらない美味しさ。
何を食べても同じ味になり勝ちなアジア系の料理だけど
(それは大方が大量の化学調味料のせい)、ここの料理は
「ちゃんと作りました」な味がする。
そして、惜しげもなく香草がたっぷり!
人によっては毛嫌いするシャンツァイや、ドクダミ+バジルの味の
葉っぱ等が新鮮なまま、どっさり入ってくる。
クサイ野菜好きな私には、堪えられない。
何よりすばらしいのはデザートとベトナムコーヒー。
コーヒーはまるでキャラメルのような濃厚さ。
「ミレイ」に来てデザート食べないのは、詰まらんです。
(ひろぽんはデザートにフォーを食べてたけどね)
食後には年季の入ったアルミのポットで熱々ロータスティーの
サービスが。
しかも、ごく小さなグラスで!
コカコーラのネーミング入りの、耐熱のチビコップだ。
このコップ見た事があるなあ、と思ってたら、・・・思い出した!
J爺に一番最初に稽古をつけてもらいに行った雨季のバリで、過労と
冷えから血尿&激痛を伴う膀胱炎(←腎盂炎寸前)で救急病院へ
行った時、病院でお世話になった「採尿コップ」にソックリだ!
帰国後、バリで処方された抗生物質を持って、婦人科に行ったら
『まあ!こんなの牛に飲ませる薬よ』と医師に笑われ、その場で
ゴミ箱にポイされた。
どうりで治りが早すぎだよ!
しかもその薬、クロレッツ(粒)並みにデカかったよ、ママン!
…と、当時をまざまざと思い出したけど、口には出さなかった。
—–
人は美味しいものでお腹が満たされると幸福感に包まれる。
これは良く知られた話だ。
そんなHappy状態の我等4名の目で見ても、帰りがけに振り返った
「ミレイ」の看板に描かれた女性は、幸薄そうに見えた。
ということは、素面+すきっ腹なら、看板の彼女は更に寂しくアン
ニュイに見えることだろう。
じゃあ何かい?
そんな可哀想な看板娘がいるなら、オイラが店に入ってやろうかな~、
的な戦略の看板なのか!!??まさか。
『彼女さあ、いしだあゆみに似てないぃ?』と、ひろぽん。
ええ、今にも気だるくブルーライト横ッ浜~ン♪と歌いだしそうです。
色んな意味で、蒲田はディープです。
アジアの混沌とした世界をお手軽に堪能できます。
皆様も機会があれば是非お運び下さい。
※ただし、女性一人歩きは推奨しません!
